さて、毎日暑いですね。
少し体を冷やそう!という事で、恐い話。
私は、霊感なんてまったくありません。
宇宙人も、UFOも、UMAも、幽霊も、お化けも、見たことがないです;
そんな私が唯一体験した、ちょっと気味の悪い話です。
初めて恐い話書いたので、そんなに恐くなかったら、スミマセン。
あ、笑い話でもなんでもないブログになってきました。
そこは笑って許してください;
少し長くなりましたが、ガマンして読んでくださいね。
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その日、私は山道を一人で運転していました。
時刻は夜中の一時ぐらい。
道は狭く、車同士すれ違うのもギリギリでしたが、
対向車はさっきからずっと、一台も来ない。
街灯なんて物もなく、自分の車のライトだけが、
ひたすら道を照らしていました。
なぜそんな道を走っていたのかって?
当時、お金がなかったからです。
高速道路を使わずに(今は1000円ぽっきりですが;)、
山道でショートカットしたんです。
エンジン音以外なにも聞こえないのが、気味悪いので、
私は音楽をガンガンかけて運転していました。
しばらくそのまま走っていると、
ミラーになにやら光が写っていました。
音楽の音で気付かなかったのですが、
いつの間にか後ろに車がいました。
しかもライトをハイビームにしてぐんぐん煽ってきます。
私はノロノロ走ってるつもりもなかったのですが、
とにかく後ろにピッタリくっついて、煽るのを止めません。
初めて通る道で、しかも暗くて道がよく見えないので、
うかつにスピードを上げれません。
かといって狭くて譲る場所もなく、
私は5分ぐらいしつこく煽られていました。
しばらく行くと、少し道が膨らんだ場所があったので、
私は焦りながら車をよせました。
すると、さんざん煽っていた車は、
物凄いエンジン音とともに去っていきました。
白いセダンでした。
『エライとばすなぁ!』
と思いながら、その白いセダンを見送り、
私は再び車を走らせました。
それから5分、いや10分くらいでしょうか。
暗闇を走っていると、道は大きなカーブに。
そして突然ライトの光の中に、
大きなブレーキ痕が見えました。
!!
私はびっくりして、ブレーキをかけつつ前を見ると、
カーブの先に一台の白いセダンが、
山肌に突っ込んで止まっていました。
さっきの車・・・?事故・・・?
私は慌てて車を止めて、外に出ました。
すると、カ、カ、カ、カ、カ、・・・
と前の白セダンから音が出ていました。
『車の中で運転手が気絶してるのかも!』
と思い、私はセダンに駆け寄りました。
中を見ると、タバコやら地図やらが散乱していましたが、
運転席には・・・、
誰も座っていませんでした。
『外に出たのか?』
と思い、回りを見渡しましたが、
暗闇があるだけで、なにも見えません。
「すみませーん!!誰かいますかー!!」
と大声で呼びかけても、少し山に響くだけ。
辺りはひたすら闇です。なにも動く気配もない・・・。
急にゾクっとした感覚が背中に走りました。
なぜ、誰もいないのか。
事故車だけが放置されている状況なんてあるだろうか。
道だってこのセダンでふさがっているのに・・・。
急になんだか恐くなり、私は急いで自分の車に乗り込みました。
幸い、私の車は小さかったので、
道からはみ出そうになりながらも(はみ出た先は、崖でした;)
ギリギリセダンの横を通ることが出来ました。
『ひょっとしたら、歩いてる運転手の人に会うかもしれない。』
と思い、ゆっくり運転していたのですが、
それから大通りに出るまで1時間以上、
人にも、車にも会うことはありませんでした・・・。
以上が、私の経験した、少し気味が悪い体験です。
はたして、事故の白いセダンは、
私を抜いていった白いセダンだったのでしょうか?
違う車だったら、なぜ放置されていたんでしょうか?
しかも、今止まったかのような音はなんだったのか?
回りは真っ暗で、しかも横は崖と山です。
道以外歩いて行くところもないのに、
運転手はどこへ行ってしまったんでしょう?
ちなみに、どうしても気になったので、
次の日の昼に同じ場所へ行きました。
すると、大きなブレーキ痕以外、
なにも残ってませんでした。
ま、ただの事故だったのでしょうけど、
なんか恐かったです。
読んでいただいて、ありがとうございます。
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きっと面白い話が書けるはず!?
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